 マウント・トリオ・ヴィンヤードは1989年にファミリー・ベンチャーとしてワインメーカーの「ギャヴィン・ベリー氏(Gavin Berry)」と、妻の「ギル・グラハム」夫妻によって設立されました。ここは西オーストラリア州・グレートサザン地域のサブ・リージョンである「ポロングラップ」にあります。ギャヴィン氏が土地と農業に対し人並み以上に愛着を持っているのは、ニューサウスウェールズ州の北部にある小麦農場で幼少の頃育ったことが背景にあり、またベンチャーとして動きだしたことにも通じています。そして、今日「マウント・トリオ・ワイナリー」がベリー・ファミリーの人生を表現するものとして示されています。この上なく美しい「スティアリング・レンジ」の頂にちなんで命名されたワイナリー名。涼しいそよ風が吹き、砂利の多いローム層からなる北面の斜面にある100エーカーのぶどう畑はワインメーカーにとって夢の場所です。ここは、農業とブドウ作りに情熱を追い求める為の完璧な場所として、西オーストラリアのブドウ園領域を厳密に探し回りギャヴィンとギルが発見しました。暖かく乾燥した夏、冷涼で湿度のある冬期がブドウ栽培において理想的なコンディションをもたらし、畑を自然なバランスで保つよう、化学薬品の介入無く自然な状態を保った葡萄の樹々を成長させるようにギャヴィンに施されています。土壌は肥沃であることから低収量で、非常に優れたフレーバーと色合いを備えた小さな房をつけます。今日では20エーカーの畑に葡萄の樹は植えられており、もっぱらギャヴィン氏、ギルそして二人の子供オリバーとブリジット達の手によって世話されています。また、グレートサザン地域の小規模農園から注意深く選りすぐられた葡萄も多少使用されていますが、「Gravel Pit」の名の付くワインは全て自社畑の葡萄を醸造したものです。ギャヴィンがグレートサザン地域でワイン作りを始めて18年になり、「プランタジェット」でチーフ・ワインメーカーを勤めていました。1995年がマウント・トリオのファースト・リリースされた年であり、現在ではシャルドネ、リースリング、ソービニヨンブラン、セミヨン、シラーズ、ヴィオニエ、ピノノワール、カベルネそしてメルロー種を育てています。マウント・トリオのラベルに描かれている現代的な絵はポロングラップの山脈をイメージしています。西オーストラリアのグレートサザン地域には1826年に設立されたアルバニーという州内で最も古い町があります。1955年に西オーストラリア州政府のリポートで、オルモ博士によってこの地域がブドウ栽培に適していることが研究され、その後に「ジョン・グラッドストーン博士」がマーガレットリバーのパイオニアとして広く知られています。この地域は特に広い産地の一つであり、南西オーストラリアの200キロにも及ぶ海岸を囲み、100キロもの内陸部分にまで及びます。これは多種のコンディションを幅広くカバーしている事を意味し、海岸に近い海洋性の「アルバニー」地区、「デンマーク」地区、内陸性で多様性のある「マウントバーカー」「ポロングラップ」そして「フランクランド・リバー」からなる5つに分類されたサブリージョンとして地形学的に示されています。その中で海抜0mから400mまでゆったりとした起伏が積み上げられていく「ポロングラップ」は内陸のどの地域よりも強く海洋の影響を受けますが、弱められた海風の影響を適度に感じ、気候はより大陸性で夏は温暖、雨量の少ない非常に寒い冬が現れます。
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