 レイクスフォリーはマックス・レイクとその家族によって1963年に設立されたハンターヴァレーのワイナリーです。そして、赤、白の2種類しかワインを造らないということを初めてオーストラリアで行ったワイナリーです。赤はカベルネブレンド、白は100%シャルドネからなり、ぶどうは全て自社畑のものを使っています。
2000年5月にはワイナリーはピーター・フォガーティ氏に引き渡されました。ピーターはフォリーの経営信念をそのままの形で引継ぎたいという強い意志を持っていたため多くの中から彼に選ばれました。そして6年経った今、レイクスフォリーはこれまでとなんら変わっていません。事業を拡大する予定はありませんし、この小経営のままが一番なのです。総生産量は4500ケースほど。約1/4がシャルドネです。私たちは、赤が一種白が一種、同ヴィンテージ、同価格ということを実践しています。(人生はそのままで充分複雑すぎるもの・・だからシンプルに)。最も大切なことはぶどうの品質であり、畑から瓶詰めまで細心の注意を払ってワイン造りをすることです。畑における品質は主にそのテロワールから由来します。我々の古樹から実るブドウは、現在では低収量高品質の果実を自らの備わった力で生み出すことが充分にでき、天候の難しい年でも安定した品質のぶどうを生み出すことができます。ワインの醸造方法はとてもシンプルです。手摘みでやさしく破砕、赤は伝統的な開放樽での発酵そして樽熟成。白のシャルドネは長めに澱と寝かせます。フレンチオークを使用し、白、赤ともに小樽での熟成、そして手詰め。それだけです。(これ以上でも以下でもなく)。そして、すばらしいワインとして必要な本当のクオリティーとはどの品種を選び、どこに植えるのか、それを探し歩き、実際に掘ってみることが必要である。ぶどうの凝縮性のための選定(すなわち低収量)。味わいを左右するぶどうの仕立て方(果実が悪ければワインは悪い)、収穫の時期。完熟した果実は完熟した味わいを与える(天候が許せばの話だが)とロドニーは話します。
<WINE STYLES ワインのスタイル>
2種類のワインのみ生産。全て自社畑のぶどうを使用しています。白はシャルドネ、赤はカベルネ主体にシラーズ、メルロー、プティ・ヴェルドをブレンド。私たちはもっと複雑なワインが作りたいという思いで畑を作り上げてきました。ワインは控えめでエレガント、フィネスと複雑味のあるスタイルです。はっきりとした骨格とすばらしい味わいの長さがあります。ハンターヴァレーの温暖な気候では赤ワインのタンニンの熟成に問題はありません。冷涼な気候でよくあるカベルネの青っぽい、草のような/ピーマンのようなニュアンスはありません。赤ワインはつまりは口の中でどう感じるか、タンニンのクオリティよりもそのテクスチャー、タンニンが熟れているか、熟成しているかということなのです。それから、ワインの「ウエイト」対「複雑性」ということがあげられます。果実が完熟していればいるほどワインのスタイルは大きなものになりますが、反対にフィネスやエレガンスは失われてしまいます。また収量は複雑性をもたせるのに大事なことです。(もちろんキャノピーマネージメントや灌漑なども重要なことですが)レイクスフォリーでは全てのブドウを自分達の手で育てているため高い目標にむけて絶えず進み続けることができるのです。古樹、低収量、最適なキャノピー・マネージメントにより、私たちは一貫して高品質のぶどうを栽培しています。シングルサイトヴィンヤード(栽培、熟成、瓶詰め全て自社で行うワイナリー)であるために、ここ特有のテロワールが表現できるのです。ライムストーン(石灰土壌)の上層が赤い玄武岩からなる土壌と40年の古樹からのぶどうが大変複雑な味わいを作りあげています。伝統的な醸造方法も用いられており、フレンチオークで熟成されたワインはユニークな個性の際立ったシングル・サイトのワインです。私たちはワイン自身が自ら表現するのではないかと考えます。
<VITICULTURE ぶどう栽培>
「ワインは畑でつくられる」(すなわち良質のぶどうは良質のワインを作るということ)。今あるカベルネのブドウ樹はほとんどが40年ものです。つまり、その長い間にブドウ樹は、「自身でよいブドウを作り出せる力」を備えてきているのです。この自然の低収量はブドウの味わいにより一貫性をもたせます。沖積世の火山岩からなる土壌が南―東に面しており、良質なワインを造るのに理想的な位置です。また、低収量で高品質のブドウを収穫するために多くの選定がなされます。またバーティカルシュートポジショニングで仕立てられており、難しい年でもより安定した品質のぶどうが収穫できます。生産量の少ない小さなブティックワイナリーであるから、それぞれの畑の区間のぶどうが一番いい状態の時に早朝の涼しい時間に手摘みで収穫することができ、ぶどうは長い距離移動させられることもありません。実にワイナリーは畑の真ん中に位置するのですから。
<VINIFICATION ワイン醸造>
ワイン醸造に関してはシークレットは何もありません。前述のように、良質なワインに最も大切なことは良質な果実(ブドウ)を得ること。ワインは「芸術性を損わない程度の現代技術」と細心の注意で手造りで造られています。赤は開放樽で発酵、果帽は伝統的な手法で丁寧に扱われます。これにより、よりソフトでより繊細なタンニンになり、ワインの発酵を早めてくれます。発酵後、果汁は古い樽に移され熟成させます。春になるとより小さなフレンチの古樽に入れられ、およそ1年間ほど寝かされた後、瓶詰めして出荷されます。シャルドネは樽発酵、小さなフレンチオークで澱とともにおよそ8ヶ月の間寝かされます。乳酸発酵は行われません。
<<ワインメーカー・ロドニー・ケンプ氏より>>
「このワインはこれまでの基準で評価できる、またされるべきワインでもありません。もしこれまでの基準で評価されたとしても正しく評価することはできないはずだ。」とジェームスハリデー(ワインコンパニオン)。
Lakes Folly - 5 Star rating, James Halliday Australian Wine Companion 2009
"First the hobby, then the passion of a distinguished surgeon from Sydney, Max Lake. He started the first new Hunter winery in 40 years, ignoring tradition to prove that Cabernet can be the same splendid thing under Hunter skies as elsewhere. Then he did the same with Chardonnay, making vibrantly lively wines. Both can be among Australia's best." - Hugh Johnson's Wine companion(4th edition)
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